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仏教ものしり講座

伽藍堂(がらんどう)

 「がらんどう」という言葉は、「あの会議室は、がらんどうだった」「心が寂しい、がらんどうのようだ」などと、何も無いこと、からっぽなこと、といった意味で使われます。この「がらんどう」、もともと漢字では「伽藍堂」と書き、お寺の中にある本堂などの建物のことを意味します。
 インドでは、お坊さんが集まって、修行する清浄な場所のことを「サンガーラーマ」と言いました。
 お釈迦さまの時代、僧侶らは一年中、布教伝道のため各地をまわっていたと言われています。お釈迦さま自身も、その人生のほとんどを遊行生活で過ごしていたと言われています。ただ、雨期が来ると、僧侶らは一カ所に集まり、お釈迦さまと一緒に修行をします。そうした場所が、各地につくられ、それぞれサンガーラーマとなっていったのです。
 当時、スダッタという長者がいて、いつも身寄りの無い人などに、食事の施しをしていました。そのスダッタがある時、お釈迦さまの説法を聞き、心を打たれ、帰依することになります。そしてお釈迦さまがとどまり、皆に教えを説くことが出来る場所を提供しようと思い立ち、サンガーマーラをつくるのです。
 そしてこのサンガーマーラは、「祇園精舎」と呼ばれるようになります。『平家物語』の有名なフレーズ、「祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり」の「祇園精舎」は、スダッタがお釈迦さまに提供したサンガーマーラのことです。
 このサンガーラーマ、仏教が中国に渡った時に、「僧伽藍摩(そうぎゃらんま)」と音訳されました。それが次第に「僧伽藍」となり、さらに略され「伽藍」となり、日本に伝わります。
 お寺の中には、いろいろな種類の建物がありますが、正式には七つの建物が揃うことが必要だと言われています。宗派や時代によって、若干異なりますが、禅宗では、法堂、仏殿、僧堂、庫院、西浄、浴室、山門の七つのことを言います。この全てが揃ったお寺の建物のことを「七堂伽藍」と呼びますが、これが転じて、たくさんの建物を持った大寺院のことを「七堂伽藍」と呼ぶことも多いようです。










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