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雲版(うんぱん)

◇ 藤沢市重要文化財
◇ 寛永3年(1626年)製
◇ 青銅製
◇ 縦61.9cm、横54cm

雲版とは、元々中国の楽器のこと。 日本へは鎌倉時代に伝わり、寺の庫裏(くり)に掲げて、寝起き、食事、 坐禅等の時刻を知らせるために叩く法具として使われた。 形が板状の雲形なので、この名がある。 これを打ち鳴らして衆僧を集めた往時の寳泉寺の隆盛ぶりを偲ぶことが できる。銘は、

相州遠藤村玉雄山寳泉禅寺 常住者
先打飯破付 当寺七世悦堂代 修造之者
荻野郷大工 木村長拾郎吉次 寛永三年
丙寅冷月六日